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2017年7月14日

帆布(はんぷ)とは?バッグ作りに欠かせない生地の話。

帆布(はんぷ)とは丈夫で厚地の布のことを指します。
昔、船の帆に使用されていたことが由来で、帆布と呼ばれているそうです。

現在ではバッグやカーテン、のれん、エプロンなど幅広い用途に帆布が使われます。
色数も豊富で鮮やかな帆布が多いため、
家庭用ミシンで個人的に巾着やランチョンマットなどを趣味で作る方もいます。

厚み(号数)に応じた使い道

帆布には厚みに応じてさまざまな規格があります。
1号から11号までの数で分けられており、数字が大きいほど薄手になります。

号数 原糸 密度(本/インチ) 重さ
番手 タテ糸
撚り数
ヨコ糸
撚り数
タテ糸 ヨコ糸 g/㎡
1号 10 7 8 28-32 18-22 1014
2号 10 7 7 28-32 16-20 941
3号 10 6 6 28-32 19-23 867
4号 10 6 5 29-33 18-22 794
5号 10 4 5 32-36 23-27 720
6号 10 4 4 32-36 23-27 647
7号 10 3 4 34-38 24-28 573
8号 10 3 3 34-38 24-28 500
9号 10 2 3 44-48 33-37 510
10号 10 2 2 45-49 34-38 428
11号 10 2 1 43-47 39-43 343

一般的にバッグをつくるのには6号から11号の帆布を使用します。
YUSHIでもトートバッグやボストンバッグといったバッグに応じて、帆布の号数を使い分けております。

6号帆布

糸が太いため重量感があり、天然素材特有の自然な風合いが感じられる帆布です。

固く頑丈で、そのしっかりした存在感からビジネストートなどにも使われます。
一枚使いに適した厚織帆布です。

6号帆布を使ったバッグの例

8号帆布

厚みがあってしっかりした生地のため、ハリが強く型崩れしにくいです。
家庭用ミシンでも縫えますが、かなり丈夫なため少し苦労するかもしれません。

リュックやトートバッグ、ボストンバッグなど幅広い用途で使用できます。

8号帆布を使ったバッグの例

9号帆布

9号帆布は薄手ながら丈夫で、しっかりとした手触りです。

10号帆布

11号帆布に次いで薄手で柔らかい風合いの帆布。
プリント柄のベースや洗いなど、様々な加工にオススメです。

11号帆布

11号帆布はバッグに使うものとしてはかなり薄手で、帆布の規格としては最も薄い生地になります。

軽くて柔らかい帆布なので、トートバッグをはじめ様々な用途にお使いいただけます。
家庭用ミシンでも縫いやすいので、初めて帆布を縫う方にはオススメです。

11号帆布を使ったバッグの例

(おまけ)ゴムライク

YUSHIオリジナルの生地です。
ぬめっとして軽く、ゴムの面白さをそのまま使えます。

 

パラフィン加工とは?

「パラフィン加工」という言葉はご存知ですか?
帆布を購入するときに、よく見かける言葉だと思います。

パラフィン加工とは、別名(蝋引き)とも言われ、蝋を塗り込むことで撥水効果をもたせることです。

使い始めは生地に硬さがありますが、使い込むうちに徐々に馴染んできます。
それと同時に汚れやムラもできますが、味わいのひとつとして経年変化を楽しんでいただくことができます。


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